【フィリピン人から直接聞いた】なぜフィリピン人は英語を話せるのか?

英語情報
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

2021年2月、私はフィリピン人の方が講師を務めるレアジョブ英会話を始めました。

現在、約500レッスンを受講しましたが、フィリピン人の方は本当に流暢に英語を話します。

英語の映画やドラマも字幕無しで見ることができるようです。語学留学にフィリピンを選ぶ日本人も増えていますね。

ただ、フィリピン人の方も英語は我々と同様、第2言語です。

なぜ、日本人は英語を勉強しても英語を話せるようにならないのに、フィリピン人は話せるのか。

フィリピン人の方々からヒアリングした結果をまとめていきます。我々日本人が英語を勉強する際のヒントになるかもしれません。

この記事を読んでわかること
・なぜフィリピン人は英語を話せるのか
・日本の英語教育の問題点
執筆者:よけ
・同志社大学卒業後、自動車会社へ就職
・28歳から英語の勉強を始め、海外経験なしで英検1級 合格
・毎日、海外取引先と英語で仕事を行う

詳しく見ていきましょう!

スポンサーリンク

フィリピン人の方が英語を話せる理由

フィリピン人の方は、日常の生活ではタガログ語などのフィリピンの言語と英語で生活されています。

英語は我々と同様に第2言語です。

それにも関わらず、皆、英語を流暢に話されます。

その理由について、フィリピン人の方々にヒアリングした結果をまとめていきます。

理由①:小さい頃から親が英語で話しかける

親も英語が話せる人が多いため、小さい頃から英語で話しかけられます。

幼少期から英語が身近にあるんですね。

理由②:学校の授業は英語

学校の授業は全て英語で行われるようです。

教科書も英語ですし、先生も英語で話します。
(一部、日本の国語に当たるフィリピノ語はフィリピンの言語(タガログ語)で行われます。)

英語ができるようになるのは当然かもしれません。

理由③:公共の場では英語を使う

ビジネスの場面や、政治討論、大統領の演説など公共の場では英語が使用されます。

オフィシャルな場面では英語、日常生活ではフィリピンの言語を話す方が多いようです。

理由④:試験はすべて英語

高校や大学の入学試験の問題は英語で行われます。

英語が分からないと、問題の意味さえ理解できません。

理由⑤:英語をコミュニケーションツールとして考えている

フィリピン人の方にTOEICやTOEFLの試験を受けたことがあるかと聞いても、受けたことがないとい言う人が多いです。

英語はできるのが当たり前で、わざわざ試験を受ける人が少ないようです。

そもそもフィリピンでは、英語は試験科目というよりも、コミュニケーションツールだと考えている人が多いように見受けられます。

留学のためにTOEFLやIELTSなどを受けることはあるようですが、基本的に英語はフィリピン人の方にとって、コミュニケーションをとるためのツールです。

日本人が英語を話せない理由

フィリピン人は英語を話すことが出来て、なぜ日本人は英語を話せないのか。

私なりにまとめてみました。

理由①:入試などのテストでスピーキング能力が要求されない

学生の時、日本人が英語を勉強している目的は、多くの人が高校・大学入試対策です。

高校・大学入試は長文読解、文法、リスニングなどでスピーキングのテストはありません

その為、スピーキングの練習を学生は力を入れて行いませんし、学校でもスピーキングの授業はほとんどありません。

スピーキングを習わないので、話せるようにならないのは当然です。

理由②:英検・TOEICのために英語を勉強している

社会人で英語を勉強しているという人から話を聞くと、大体、英検やTOEICの勉強をしているといいます。

私の経験上、英検、TOEICの勉強だけでは英語を話せるようにはなりません。

英語を話せるようになるためには、スピーキングの練習が必要です。

2020年頃、私はTOEIC870点、英検準1級を持っていた為、会社で海外関係の部署に配属されましたが、スピーキングの練習を一切していなかった為、全く話せませんでした。

スピーキングの練習をもっと取り入れて、コミュニケーションツールとしての英語を学ぶべきだと痛感しました。

理由③:学校の先生が英語を話せない

日本の英語教員のTOEICの平均点は中学で560点、高校で620点とのデータがありました。

これは英語を話せるどころか、1から英語を教わらなければいけないレベルです。

日本では英語教員さえ英語を話すことが出来ないという人が多い様です。

英語を話せない教師が多いので、学校ではスピーキングの授業が出来ないのかもしれません。

(データ引用元記事↓)

日本の英語教師TOEIC平均560点 教えるのでなく教わるレベル
今後、創造力やリーダーシップを持った日本人を輩出するために何をすべきなのか? また、そのための問題点はどこにあるのか? 大前研一氏が解説する。 * * *「英語力」における中国…

まとめ:日本も英語教育を抜本から見直さなければいけない!

2020年から小学校3年生より英語の学習が必修とされています。

私は現在30代ですが、我々の時代は中学校から英語の学習が始まりました。

4年早く英語の学習が始まりますが、これまでと同じ英語の勉強の仕方では、長文読解や文法、リスニングなどの能力が伸びていくだけです。

どれだけ勉強を早く開始しても、従来の教育方法では英語を話せる日本人は多くなりません。

本当に英語学習を強化するのであれば、英語学習の期間を早めるのではなく、やり方を変えていかなければいけません。

最も力を入れるべきは、

①スピーキングの練習
②英語でコミュニケーションを取れること

この2つだと思います。

無駄な英語教育とならないよう、フィリピンでの教育も参考にして、英語をコミュニケーションツールとして使えるようにならなければ意味がありません。

本日は以上です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました