【リスニング力】伸びない意外な原因|学習者のレベル別に対策法を徹底解説!!

勉強法
どれだけリスニング学習をしても英語を聞き取れるようにならない!どうすればいいか教えて!

本日はそんな疑問に答えていきます!

リスニング学習をしていますが、一向に英語を聞き取れるようになりません…

本日は、よけの体験を元に、学習者のレベル別にリスニング力強化の方法を紹介していくよ!

私は28歳から英語の勉強を始め、独学で英検1級を取得しました。

リスニング対策は、精聴、シャドーイング、オーバーラッピング、ディクテーションなどリスニング対策に良いとされる勉強法は一通り試しました。

色々と勉強法を試していく中で、学習時のレベルによって、リスニング力向上の為に取るべき方法は違ったんだと感じる様になりました。

本日は学習者を3つのレベルに分けて、リスニング力向上のために行うべき勉強法を紹介していきます。

※尚、大前提として、一般的なリスニング学習方法である精聴・シャドーイング・オーバーラッピング・ディクテーションなどは本記事では紹介しません。これらの学習は既に行っているものとして話を進めていきます。

この記事を読んでわかること
・学習者のレベルに合わせたリスニング対策法
・リスニング学習以外のリスニング上達法
執筆者:よけ
・同志社大学卒業後、自動車会社へ就職
・28歳から英語の勉強を始め、海外経験なしで英検1級 合格
・毎日、海外取引先と英語で仕事を行う
スポンサーリンク

まずは自分のレベルを知る

まずは今、自分がどのレベルでリスニングが出来ないと悩んでいるかを確認することで、自分のリスニングレベルを確認します。
あなたは下記の内、どのレベルに属していますか?
・【初級】リスニングのスクリプトを読んでも理解できない
・【中級】リスニングのスクリプトを読むと理解できるが、聞くと理解できない
・【上級】音声がゆっくりだと聞き取れるが、速い、もしくは長いと理解できない
初級、中級、上級別に原因と対策法を見ていきましょう。

【初級】リスニングのスクリプトを読んでも理解できない

初級レベルの方は、リスニングのスクリプトを「読んでも理解できない」人です。

リスニングができないとお悩みの方、まずはリスニングのスクリプトを読んでみて下さい。

理解できますか?

リスニングの英語のスクリプトを読んでも理解できない場合、もちろん音で聞いても理解できません。

このレベルの方は初級レベルです。

案外このレベルにいる人は多い様に思います。TOEIC600点以下英検準2級レベル以下あたりの方がこのレベルに該当すると思います。

このレベルの方のリスニング対策法を紹介します。

対策①:語彙と文法の強化

初級レベルの方のリスニング対策の1つ目は、語彙文法を強化するということです。
リスニング教材を読んでも理解できない原因は、単語文法を理解していないからです。
単語が分からない場合は、簡単な英単語の教材を使って語彙を強化しましょう。
文法が理解出来ない場合は、 文法の基礎をやり直しましょう。
いずれも簡単な教材で構いません。
まずは、基礎的な英単語と文法を復習して、リスニングの英語のスクリプトを読めば理解できるレベルまで持っていきましょう。

対策②:リスニングの前に英語のスクリプトの内容を理解する

初級レベルの方のリスニング対策の2つ目は、「リスニングの前に英語のスクリプトの内容を理解する」ということです。

英語のスクリプトを読んでも分からない場合、まずは英語のスクリプトと日本語訳を読んで、内容を理解しましょう。

英文を読んでも分からないのにリスニング学習をしても、ただのお経にしか聞こえません。

英語のスクリプトを読んで理解できる様になったら、リスニングをしてみましょう。

リスニング力と合わせて長文読解力も鍛えられます。

【中級】リスニングのスクリプトを読むと理解できるが、聞くと理解できない

中級レベルの方は、「リスニングのスクリプトを読むと理解できるが、聞くと理解できない」人です。
このレベルの方は中級レベルです。TOEIC600点〜750点、英検2級レベル以下の方がこのレベルに該当すると思います。
この様な方は、英語の発音が分かっていない、もしくは英語特有の音の変化に耳がついていっていないことが考えられます。
以下、中級レベルの方の対策法を紹介します。

対策①:英語の発音の強化

中級レベルの方のリスニング対策の1つ目は、「英語の発音を徹底的に1から勉強して強化する」ということです。

正しい母音と子音の発音を理解して、自分でも発音できるようにならないと英語を聞き取ることはできません。

日本語と英語の音は違います。一つと言って全く同じ音はありません。

正しい英語の子音と母音の発音を何度も繰り返し、自分自身で発音できる様になりましょう。

英語の正しい発音を自分で出来る様になると、聞き取ることも出来る様になります。

【おすすめ教材】
改訂3版 英語耳 発音ができるとリスニングができる(アスキーメディアワークス、松澤 喜好 著)
Amazonリンクはこちら

対策②:英語特有の音の変化の学習

中級レベルの方のリスニング対策の2つ目は、「英語特有の音の変化を勉強する」ということです。
英語を音で聞いたら分からなくなる原因の一つに、英語は文字通りに読まれないということが原因として考えられます。
英語は日本語と違い、文の中で隣り合う音が連結したり、脱落したりして発音されます。
【英語特有の音の変化の例】
①隣り合う音が連結する
(例)Did you ~ (ディドユーではなくディジュー)
②音が脱落する
(例)Take care(テイクケアーではなく、テイッケアー)
③音が変化する
(例)Check it out(チェックイットアウトではなくチェッキッラゥ)

これは日本語にはないルールです。日本語は一つ一つの音をはっきりと発音する言語です。

「今日は晴れです。」が変化して「きょっはヘレでっ。」みたいになりません笑。

英語特有の音の変化を理解して、慣れていきましょう。

対策①のところでお薦め教材に挙げた「英語耳」にこのルールも詳しく載っています。

何度も練習して、自分自身でも英語特有の音の変化を発音できるようになると、リスニングもできるようになります。

【上級】音声がゆっくりだと聞き取れるが、速い、もしくは長いと理解できない

上級レベルの方は、「音声がゆっくりだと聞き取れるが、速い、もしくは長いと理解できない」人です。
これはリスニングが出来ない人の中でも上級者レベルの方の悩みです。TOEIC750点〜900点、英検準1級レベルの方がこのレベルに該当すると思います。

対策:オンライン英会話

上級レベルの方のリスニング対策は、「オンライン英会話で英語を話して、英語脳を作っていくこと」です。
ゆっくり音声が流れると理解できるが、ナチュラルスピードの英語の音声にはついていけない人は、英語を頭で日本語に翻訳していることが考えられます。
音声がゆっくりだと、頭の中で日本語に翻訳して理解出来ます。
但し、音声が速い、もしくは長いと頭の中での日本語への翻訳が追いつかなくなります。
その結果、リスニングの英語を理解出来ません。
しかし、自分で英語を話す練習をすると、英語を英語のまま理解できる様になります。
頭の中での英語→日本語への変換が要らなくなるんです。
そうなってくると、速くて長いリスニング問題も理解できる様になります。
私はオンライン英会話のレアジョブ英会話を始めて、英語を英語のまま理解できる様になり、英検1級にも合格しました。
※私の行っているレアジョブ英会話では無料体験レッスンを受講できます(PC/スマホ可)。下記にリンクを貼っておきますので、興味のある方は受講してみて下さい。

やってはいけないリスニング対策

 
世の中には、リスニング対策と称して、あまり効果のない勉強法が多く出回っています。
 
私の経験上、リスニング対策としてあまり効果がないと思うものを下記に挙げていきます。
 

聞き流しの教材

一時期、英語を聞いているだけで英語が話せる様になる!みたいな教材がすごく流行りませんでしたか。
 
私は自分の周りで、この勉強法で英語を話せる様になった人を見たことがありません(私自身、英語の洋画を字幕付きでしょっちゅう見ていますが、英語力向上には一切貢献していません…)。
 
日本に来たプロスポーツ選手も多くの日本語を聞き流しているはずなのに、一向に日本語を話せる様になっていない人、多くありませんか?(サッカーのジー○とか…)
 
言語学習は聞き流すだけでは、絶対に上達しません。
 

映画、洋楽

私は音楽が好きだったので、洋楽を使って英語の勉強をしていた時期があります。
 
でも、これ少し無理があります。
 
英語の難易度が高すぎるんです。
 
日本語でも、歌の音声って全部聞き取れますか?
 
おそらく聞こえている気分になっているだけで、書き取ろうとすると難しいですよ。
 
私は英検1級に合格している今でも、映画とか洋楽はあまり理解出来ません。
 
楽しみのためにやったり、英語超上級者の学習教材にはよいかもしれませんが、一般の方のリスニング対策としては、おすすめできません。
 

日本語と英語のスクリプトがついていない教材

リスニング教材は音声だけでなく、日本語と英語のスクリプトがついているものを選んでください。
 
決して日本語と英語のスクリプトが付いていない教材を選んではいけません。
 
スクリプトがないと、音声学習で聞こえなかったところを文字で確認できない為です。
 
リスニング学習は音声で聞き取りにくいところは、スクリプトで確認する必要がありますので、日本語・英語のスクリプト付きの教材を選んでください。
 

リスニングのスクリプトを1回しか聴かない

リスニング教材は、分からなかかったところは何度も繰り返し聞いてください。
 
1回しか聴かずに終わらしてしまうと、結局分からないまま次に進んでしまうことになり、上達しません。
 
何度も何度も繰り返し聞いて、理解できる様になったら次に進みましょう。
 

まとめ:リスニングを練習しても向上しなかったら、違うアプローチでリスニング力向上を狙ってみよう!

 
本日は学習者のレベルに合わせてリスニングの対策方法を紹介しました。
 
本日紹介した対策法のまとめです。
・【初級】リスニングのスクリプトを読んでも理解できない
→語彙と文法の強化
→リスニングの前に、英文と日本語訳を読んで内容を理解する

・【中級】リスニングのスクリプトを読むと理解できるが、聞くと理解できない
→英語の発音を勉強する
→英語特有の音の変化を勉強する

・【上級】音声がゆっくりだと聞き取れるが、速い、もしくは長いと理解できない
→オンライン英会話で英語を話し、英語を英語のまま理解できるようにする

一般的なリスニングの学習法である精聴、シャドーイング、オーバーラッピングなどの学習は勿論大切です。これらの学習も並行してしっかりと行いましょう。
しかし、どれだけ一般的なリスニング学習を重ねても、リスニング力が向上しない時があります。
そのような時は、別の原因でリスニング力が停滞している可能性があります。
ぜひ、今回紹介したレベル別の対策法を見返して、対策を行ってみて下さい。
リスニング学習は毎日行うことが重要です。
自分のレベルに合わせて勉強方法を選択し、毎日練習して少しずつ上達していきましょう。
本日は以上です。
 
※当記事のAmazonリンクは、Amazonアソシエイト・プログラムのリンクを使用しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました